この記事でわかること
自宅の一室を「写真スタジオ」として使いたい人向けの記事です。
また、詳細記事への案内役(ハブ記事)にもなっています。
このページを読めば、必要な機材の考え方・設置のコツ・つまずきやすいポイントが一通りわかると思いますよ。


きっかけはこんな感じ
なぜ自宅にスタジオを作ろうと思ったの?
写真ってやっぱり、特にライティングをちゃんすると、ジブンでもビックリするぐらいいい感じに撮れるものよ。今どきのAIを使って盛らなくてもね。
ライトをキッチリセットしようと思ったら、やっぱり室内がベストかなっておもったのよ。
屋外だと、場所にもよるけど、けっこうギャラリーの目線が気になるのよね。。。「え、なに?、なんの撮影?」とか、こっちが勝手にどう思われてるかとか気になっちゃって撮影に集中できないのよね、アタシの場合は。。。
だから、
「あ~っめんどくさいから、全部ジブンちでやっちゃいたいわ」
これがきっかけかな、アタシの場合は。。。
レンタルスタジオと比べたときのメリット・デメリット
メリットはやっぱりコスト的な事だと思うけど。
あとは、アタシのような小心者には、レンタルスタジオで、現地のスタッフとかを仕切ってやるってのは、やっぱりちょっと勇気が無いっていうかね。
「なんか、立派な事言ってもやっぱシロートだよね」
とか、
「なんか要領悪いな」
とか、
「モデルがイマイチ」
とか、とか、とか。。。。
前述のように屋外でやる時みたいに、どう思われてるかとか、こっちが勝手に気になっちゃって撮影に集中できなくなると思うのよね。アタシの場合は。。。
今どきはそうでもないのかもしれないんだけど、アタシはフィルム時代の印象が結構強くてね。
「スタジオ」=「ハイアマとかプロ」のものって、一見さんお断りみたいな感じでさ。ま、人それぞれだとは思うけど。。。
でも、今はデジタルだから、試写なんてバンバンできるし、レンタルスタジオでも、それほど緊張しなくてもいいのかもしれないんだけどね。
ま、でもアタシは、そういうメンタル的な負荷は極力減らしたかったから、自宅でスタジオ構築はメリットは大きいって思ってるわ。
「完璧なスタジオ」は目指さなくていい、という話
せっかくだから、って、いろいろ機材を調べて買って導入。。。。というのも、ま、アリとは思うんだけど、そりゃいろいろ理想を追い求めたらキリないわよ。
でも、今使える空間と、今調達が可能な機材で「おぉっ、これいいわぁ」って写真が撮れた時は、十分充実感が得られるものよ(経験済)。
全てを写すのも写真だけど、フォトグラファーの感性で全体の中の一部分を切り取った映像も写真なのよ。
アタシは後者の写真を撮るために自宅という限られた空間をスタジオ化することにしたの。
要は、いわゆる「完璧な写真スタジオ」を目指すのはいったんよそに置いておいて、ジブンがどんなメンタルで(ジブンの)写真を撮りたいか、を優先して、まずはセットしていけばいいんじゃないかなって思ってるわ。
アタシの場合はね、
- 写ったらイヤなものは隠すとか一時的に移動させる
- 少なくとも2つのフラッシュを使ったライティングができるようにする
- 多少狭くっても、それこそ、最終的にはデジタル処理でなんとかできるぐらいの空間を確保する
こんな感じでなんとか、撮った写真が「スタジオ写真風」って思える写真が撮れるようになったわ。
それでも「なんかショボい」とか「どこがスタジオ写真? うぷぷっ」って、アタシ以外の人が見ればそういう評価がされるかもしれない。
けど、アタシは気にしないことにしてるわ。ジブンでOKが出せる写真を撮るのが目的だからね。



ライト調整中のくつろぎモード。。

おうちスタジオを作るメリット、デメリット
どういう人に向いてるか
これはもうね、挙げると、
- セルフポートレートを撮りたい人
- 撮影のたびに機材を出し入れするのが面倒な人
- 狭い部屋でも、それなりの写真を撮りたい人
- 撮影条件を自分でコントロールしたい人
- 自撮りしてることの人目が気になる人
って感じかな。これってアタシの場合、なんだけどね。
逆に向かないケース
これは、そもそもスタジオみたいなものまで必要ないんだけど、とか、そもそもスタジオ化するようなところが確保できないところに住んでるんだけど、って感じの人かな。例えば、
- 撮影は年に数回だけ、という人
- 機材を出しっぱなしにできない環境の人
- 天井・壁に一切手を加えられない部屋の場合
こんな感じ。
ま、スタジオ化できるような空間が無いのはしょうがないんだけど、総じて「スタジオ作ってまで(ジブンを)撮る気が無い」って場合は向かないわね。
最低限そろえるもの(考え方)
自宅のお部屋を撮影スタジオにする場合、最低限揃える必要があるものについて整理してみました。
あまり具体的じゃなく、あくまで考え方として読んでくれたらいいと思いますよ。
カメラ・レンズ(当たり前)
何を優先するかによって、カメラとかレンズのスペックが変わるんだけど、テザー撮影で自撮りするアタシの場合の考え方は、だいたいこんな感じ。
- パソコンでテザー撮影ができる機種(エントリーモデルの場合できないことが多いので注意)
- 自撮り=ポートレートなので、アタシの場合は単焦点の大口径レンズを選ぶわ。焦点距離はスタジオ化するお部屋の広さにも依存するんだけど、アタシの場合、
- 全身ショットを考えて 35mmぐらいの焦点距離
- バストアップのショットを考えて50mmぐらいの焦点距離、かな。
- ポートレートでは85mmぐらいが定番って言われているんだけど、室内だとそれほどこだわらなくってもいいかなって思ってるわ。
- アタシは大口径(F値がだいたい2以下)が好きだから好んで選んでるけど、スタジオだと光はストロボで作り出せるし、大口径固有のボケもスタジオだと生かすのにはちょっとひと手間かかるのでお好みね。
- デジタル処理を前提にするなら、解像度がある程度あるキッチリ写るようなタイプを優先して選んだ方がイイかも。
- でも、今どきはアタシの昭和/平成のフィルム写真時代の感覚と違って、どんなレンズでもそこそこの写りだから、おウチスタジオ向けってことであれば、こだわりが無ければキットレンズ(ズームでも)でも大丈夫だと思うわ。

光(自然光/フラッシュ/LED)
スタジオの要だとおもってるんだけど、フラッシュは必須アイテムね。
出来れば2つあるほうが、スタジオ写真っぽい仕上がりが簡単にできるからおすすめ。
1つを使ってレフ版を併用してってやり方もあるんだけど、レフ版を使うにはかなり慣れと空間が必要になるから、一人で自撮りの場合は2こ使った方がいいわよ。

自然光はスタジオ化するお部屋の構成(窓の有無とか)、撮影時間帯や天候によってコロコロかわるから、使えそうな場合は使う、という程度に考えたほうがいいと思うわ。
良くYouTuberさんが使っているLED照明も、ま、候補には入れてもいいんだけど、まだストロボほど光量調整の柔軟性を持たせるとちょっと高くなっちゃうのと、それなりの光量のLEDとなると、やっばりちょっと大掛かりになって価格もお高いかなってことで、動画を撮らないんだったらストロボかったほうがいいと思うわ、今のところ(2026年1月時点)。
あと、わすれちゃいけないのが、フラッシュに付けるソフトボックス(ディフューザー)ね。
書籍レビューの記事で登場するスコット・ケルビー氏はストロボよりディフューザーにお金をかけるべき、的な事を言ってるぐらいなので、重要なアイテムね。

フラッシュを直に被写体にあてると、いわゆる「硬い光」になっちゃうからつけるのよ。
種類や大きさはいろいろあるんで、最初に買うならこれっというのも選ぶのは難しいんだけど、1つアドバイスするとしたら、撮影しようとする空間で可能な限り大きなものを買うことをお勧めします。
つまり「大は小を兼ねる」のよ。そのほうが後悔しないと思うわ。
背景(壁・布・簡易背景)
自宅のお部屋をスタジオ化するときに、まず考えるのがこのことかなって、実は思ったんだけどさ。。。
いろいろなバリエーションの背景布を揃えて、撮影時にいろいろ使うっていうのが本来の使い方だと思うけど、アタシの場合はちょっと違ってます。
アタシの背景の設置の考え方・レイアウトは、 「広さ」より「配置」なのよね。
「配置」は、つまり、どこをモデル=ジブンの背にして撮りたいか、てこと。
それを優先して決めるんだけど、そうして決めると、必ず「写ってほしくないもの」があるのよ(笑)。
だから、背景布を設置して隠しちゃお、っていうのがアタシの考え方。
こういう場合、 恒久的に背景布を専用の装置を使って取り付けるのに勇気が居るんだけど、おうちスタジオの場合って、そうそう「今日はこっちを背景に」とか、変更できることの方が少ないと思うので、「エイッ」って決めてしまってもイイとは思うんだけどね。
とは言っても決められない、って場合には、オートポールを2本使って背景を設置するってやり方がおすすめかな。設置も撤収もレバー操作だけでできるから、それもイイなと思ってます。
アタシんち、の場合は、ちょっと固有の事情があって、一般的な背景布の横幅(だいたい2mぐらい)が確保できる場所が限られるお部屋なので、「エイッ」て決めて背景布を設置してるわ(それでも2回場所変えたんだけど。。。)



三脚・スタンドをどう置くか
自撮りの場合は当然カメラは三脚に設置することになるんだけど、三脚って脚広げると結構スペースとるのよ。
フラッシュをスタンドに設置する場合も同じで、スタンドの脚(三脚)も結構スペースとるわね。
このことがあって、アタシはマンフロットのオートポールを使ってるんだけど、これはおうちスタジオのような空間にはマストアイテムだと言いたいわ。


カメラの三脚もそうだけど、ライトのスタンドもそれなりのシッカリしたものって重いし、設置すると場所とるのよ。
特にライトスタンドって、フラッシュにちょっとしたソフトボックスをつけると結構重くなるから、しっかりしたものが必要になるの。かと言って、スタジオで定番のセンチュリースタンドとか自宅に置くなんて正直無理よ。かと言って軽量のスタンドだとユラユラして不安だしね。
でも、オートポールだと床と天井間に突っ張り棒を設置するのと同じだから、強度的には十分だし、必要な空間はポールの太さ分だけだからね。

あと、一般的なつっばり棒と違って、レバー1つで設置できるから、用が済めば外して邪魔にならない場所に立てるか設置しておけば問題ないし、アタシ的にはまさにおうちスタジオの「神アイテム」よ。(いま3本あります。。。どーすんのよ。。)

せまい空間を効率よく使うためのちょっとした工夫
アタシんちというかスタジオとして使っているお部屋がもともと物置だったってこともあるので、やっぱりモノが多いのよ。
でも既にあるモノを他のお部屋に移動させることがちょっと難しかったから、まだお部屋にはあるんだけど、撮影時に写りこんじゃうと困るので、どこに置くかかなり悩んだんだけど、
「撮る時に(写らない場所に)移動させればいいか」ってことを思いついて、移動したい家具(というか収納)を台車に載せることにしたの。
まあ、台車に載せれそうなものしか動かせないってことになるんだけど、アタシんちの場合は、本棚(というかブックタワーってやつ)、カメラの防湿庫そしていろいろ小物を収納しているコンテナボックス(これが結構でかい。。)を台車に載せてます。




台車を設置すると、簡単に移動させることができるから、撮影時には写らない場所に移動も簡単だし、お掃除のときも楽々移動させてできるからなかなかイイですよ。
台車はいろいろあるけど、購入時には、上に載せる物のサイズと台車の耐荷重に注意が必要かな。アタシみたいにちょっとした収納家具を載せちゃうとかなりの重量になるから、150kgとか100kgオーバーの耐荷重のモノがイイと思うわ。
あと、いわゆる普通の「タンス」のようなそれ自体の重量がかなりあるもの、とか、ものとか本がぴっちり詰まったトールサイズのカラーボックスは台車に載せるのは危険なのでやめた方が良いと思うわ(アタシはあきらめました)。
まとめ
作る前から、(完成度の高い)スタジオを設計して作る、というよりは、「完成させるもの」じゃなくて、使いながら育てるもの、という話ね。
アタシの場合、自撮り向けのおうちスタジオ構築のハナシってことになっちゃうけど、作ったってよりは、
「ジブンがジブンの写真を気持ち良く撮るための空間」ができた、
って感じなのよね。
はじめは、スタジオを作る、って意気込んで始めたわけではなく、「ここをバックにしたらイイ感じで撮れるかも」とか、「自宅だと時間の制約が少なくって落ち着いていいわぁ」とか「もうちょっと光当てたいわ」とかとか。。。
こんなの感じから始まって、ごそごそしてる間にそれらしくなっちゃったって感覚なのよね。
なので、今から自宅のスタジオを、、と思ってる方は、最初から完成度高いものを設計するより、まず背景設置して撮ってみるって感じで進めていけばいいんじゃないかって思いますよ。





ちょっと応用編、って感じで、以下の記事もご参考に。










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