ほぼ死蔵状態だったレンズ(Panasonicの LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2)をいまさらながら使ってみることにしました。
もともとこのレンズは35mm換算で焦点距離85mmの大口径レンズなのでいわゆるポートレートレンズなんだけど、おうちスタジオではあえて使わずにいました。
高性能レンズは正直にありのままを描写してしまいますが、大口径レンズのボケに助けられ、結果的に見れる(と思ってます)写真が撮れることがわかりました。
きっかけは、ただ思い出しただけ
Panasonicの LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.っていうなっがーい名前のレンズを(もちろん中古で買って)持ってるんだけど、たまたま目にとまって、自撮りに使ってみよっかなー、と思いついて使ってみました。
なんで、また今になって?
もちろん、お散歩写真には良く使ってたんだけど、やっぱり出番が限られるのよね。ちょっと重いし。
やっぱり持ち歩くってなるとズームレンズに頼っちゃって、防湿庫の中でお留守番の状態が増えてたの。
おうちフォトスタジオではワーキングディスタンスを考えるとZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDで、自撮りの用途には十分すぎるんだけど、久しぶりにライカさまのお姿を見て使ってみたくなったのよね(Naがツァイス好きだというのはここではナイショです。。)。
おうちフォトスタジオで自撮りをしようって思ったときに、このレンズ(LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 )を使うことを、ちらっと考えたんだけどね。
ほら、やっぱり、ポートレートといえば焦点距離85mmの大口径レンズだって。ほとんど先入観のままこの歳(アラカン)になっちゃったんだけどさ。。。。
でも、大口径レンズなのでリモート撮影で自撮りだとピント合わせがしんどいかなって、諦めに近い感じで使用レンズの候補からは外したの。
ところが、顔認識+瞳AFを使ってOM CAPTUREのテザー撮影でリモートで撮影してもZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDだと十分実用的な写真が撮れているので、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 でも大丈夫かなって思ったの。
あと、使わなかったのは、おうちフォトスタジオが狭いってこともあるんだけどね。
おうちフォトスタジオ開始の時点では、カメラとモデル(Na)さんとの間距離が2mぐらいしか取れなかったので、85mm相当の画角だとちょっとはみ出ちゃう感じだったのね。
でも、今はもうょっと距離が稼げるようになった(といってもプラスして1m未満のハナシなんだけど)ので、85mmでも立って全身とか狙わない限りはそこそこ自由度はある(はず)なのよ。
こんな感じで、たまたま目について、その存在を思い出した、というのが使うきっかけね。
Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2
簡単にどんなレンズかと申しますと、マイクロフォーサーズマウントのLEICAブランドのレンズ。。。
2014年発売なので、現時点(2024年)で10経過しているのでちょっとお古感があるんだけど、そこはLEICAブランドだしぃ、F1.2の大口径レンズだしぃ。
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDのときにも思ったんだけど、やっぱり開放F値が小さい大口径レンズってファインダーを覗いた時に見える絵が明るくって本当にきれいなんだよねぇ~。そういうことに関しては、NOCTICRON 42.5mm F1.2もおんなじで、とってもきれいな絵が見えます。
スペックとしては申し分のないレンズなんだけど、やっぱりピント合わせがちょっとシビアかな、という印象ね。
解像度は抜群にいいんだけど、開放(F1.2)で撮るとピントの合う範囲(奥行き)が極端に狭くなるので、ぱっと見ではあまり解像感のある写真って感じには見えないんだけど、よく見るとスゴイっていうような、使いこなしが難しいかなっていうレンズね。
あと、Panasonic製のLEICAブランドレンズにはだいたい絞りリングがついてる場合が多いんだけど、残念ながらOLYMPUS/OM SYSTEMのカメラでは機能しないので単なるお飾りよ。
一時期は(絞りリングを)使いたい~って思ったこともあったんだけど、今はそのお熱も冷めてるわ。むしろテザーリモート撮影の時にはなくてもいいものだしね。
リニューアルおうちフォトスタジオでお試し撮影
そんなピント範囲(被写界深度)が浅い、このLEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2をポートレート(というか自撮り)に使っていいの?という疑問がわくんだけど、それを説明するわね。
被写界深度が浅いということは、ボケる範囲が広くなるっとことで、要するに、アラカンのお肌の凹凸とか大小のシワを都合よくボカシてくれるんじゃないかと、そういうワルジエが働いたの(こういうことには頭がよく回るわぁアタシったら、えへへっ)。
モノは試し、ということで撮ってみたのがこちら。
左側がF1.2、右側がF2.8で撮ったもの。確認の撮影なのでモデルさん(Na)は老眼鏡かけてますけど許してね。
パッと見て、右側のF2.8のほうがやっぱりパリッとした感じに見えるんじゃないかしら。
ちょっと等倍で部分切り出ししてみてもね?、ホラっ、右のF2.8の方はハートのネックレスがくっきりしてるでしょ?
でも、ポートレート(自撮りだけど)でネックレスの拡大見せられてもねぇ~、という声が聞こえてきそうだけど。
。。。。
ええ、わかりましたよ。見せればいいでしょ?見せれば(泣きマネ)。
ということで、とっても見苦しい画像だけど、目元部分の等倍切り出しをのせるわっ(マジ号泣)。
どっちの写真も右目(向かって左側の目)にピントが合ってるはずよ。
F1.2の方は、目以外の部分(前髪とか下瞼のシワとか)はほぼボケてます。
F2.8の方は、だいたい顔全体にピントはあってて、下瞼のシワとかもクッキリ写っちゃってます。Naの顔が平面ってこともあるんだけどさ。。
こう並べてみると、F1.2のほうが全般的にピントが甘い写真って感じもするんだけど、目には一応ピントが合ってるので写真としては成立していると思うのよね。
また、photoshopとかでお肌滑らかにするのってやり過ぎると不自然になりがちなんだけど、F1.2で撮っておくと、ちょっとの補正で見れるお肌になるっていう効果もあります(嬉)。
ちなみにこれまでギャラリーに載せているNaの写真はphotoshopとかでお肌はちょっとレタッチしてますのであしからず。
まとめ
という感じで、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2のお試し撮影をしたんだけど、そのお味はVery Goodだけど「良薬は口に苦し」って感じかな。
Naはこれからは使う場合は、良薬になるように(シワとか毛穴とか凹凸がお上品にイイ感じにボケるように)F1.2で使っていこうかなって思ってます。
本来スタジオ撮影のポートレートでは大口径レンズの開放F値ってあまり使わないんでしょうけどね。
Naの場合は、ちょっとワケあり(笑)なので、敢えてF1.2で使ってみようと思ってます。もちろん使うF値はケースバイケースで変えると思うけどね。
老眼鏡外して撮ってみた写真を2枚ギャラリーにのせました。もちろんF値はどっちも1.2! です。
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDではほぼ標準から広角の領域で撮っていたんだけど、それと比べると「アタシって顔が横に広っ」ておもったわ。。
LEICA DG NOCTICRONの写真のほうがパースが誇張されないし歪みも少ないはずなので、これ(広い顔(- -;))が真実ってことになるんだけどさ。。。
なつき。
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