セルフポートレートフォトのライティングのお勉強のために買って読んだ書籍(13冊)たち

簡易的ながら、おうちフォトスタジオまで作って自撮りしてるんだけど、そこに至るまでにはいろいろ勉強もしてるのよ(付け焼刃だけどね)。なにせ、アプリで盛らないアラカンの自撮りなのでライティングが写真の出来のかなりの部分を占めるんだからねっ。

Naはアラカンの世代ってこともあると思うんだけど、やっぱりちゃんとした基礎的ことを学ぶのは書籍からって思ってるの。
今どきはググッたりしたらいくらでも解説しているサイトがあったり、You Tubeでも解説動画がいろいろあるのは見たりしたけど、大抵は応用編って感じなのよね。

でも知りたいのは普遍的な基礎的な事なのよ。

基礎的な部分ってほぼ完成されてるとおもうので、内容として新旧はあまり関係ないんじゃないかと思うしね。
あと、本のほうが体系的にまとまっているのでたぶん理解しやすいし覚えやすいと思うの。

というわけで、Naがこれまで読んだ、セルフポートレートというか室内で自撮りをするにあたってのライティングに関係してそうな本ということで買って読んでみた本をご紹介するわね。中には直接関係しないものもあるけど。

買ったのはほとんど古本なので、今は入手できないものもあるかもしれないけど、そこはご了承くださいませ。。

目次

所有している本

基礎から始めるプロのためのポートレイトライティング コマーシャル・フォト・シリーズ、河村民子(編者)

Bookoffで買ったんだけど、ほとんどタダのような値段だったの。古かったし。

古い本なんだけど、基礎的な部分って新旧かわらないし、内容的には丁寧に書かれているので、とっても勉強になりました。

技巧に走らず、作例に丸投げしたりせず、まじめに解説されている本です。たたき売りのお値段になってるのが申し訳ない(アタシが値付けしたわけではないんだけど)ぐらいの本です。

実践人物ライティング 「写真の学校」、東京写真学園(監修)

これもBookoffで買ったんだけど、前者の本(基礎から始めるプロのためのポートレイトライティング)よりはちょっとお値段が高かったわ。

写真の専門学校が監修しているだけあって、専門的なことまで細かくきっちり説明されているので使う機材やその使い方、ライトやディフューザーの特性や配置の考え方がよくわかります。

内容が体系的に構成されているので、教科書的に使えそうな本です。よく見ます。

図解 どこでも人物ライティング (玄光社MOOK) 時間・場所の制約が多くても人物写真の質を上げるストロボ活用術、SHUN(著)

これはamazonで新品で購入しました。比較的新しい内容で刊行も新しいということもあって中古がほとんど出回ってなかったってこともあったんだけどね。

この本のいいところは、読者が応用できそうな事例(読む人によっては、だけどね)が多くて、解説も丁寧なので大変よくわかる、いい本だと思いました。よく見てます。

プロが教える ライティングとフォトレタッチ・テクニック、スコット・ケルピー(著)

駿河屋さんで中古で購入しました。写真集のような紙質の本で、コストがかかってそうな本で、定価はけっこうお高いけど、中古は格安だったわ。

スタジオ撮影に関しての内容でライトの配置、カメラの露出設定とか、レタッチまで、撮影から仕上げまでのプロセスすべてについて解説されている実用性の高い本でした。
プロ向けなんだか、一般向けに解説した本なのか、まあどちらでも耐えうる内容になっていると思いますよ。

ストロボよりもモディファイヤ(ディフューザーのこと)にお金をかけるべきだ、とか、モディファイヤは大きいほど良いという著者の考え方には共感できて、それを実践して買ったりして置き場所にえらい苦労してるわ(苦笑)

レタッチしてシミを消したり、お肌を滑らかにしたりっていうところまで具体的に解説しているところが、アタシにとってある意味ちょっと衝撃的だった本ね。
ホラぁ、フィルム世代のアラカンNaとしては、写真って撮って出しの一発勝負で、修正(レタッチとか)なんて邪道じゃん、って思ってたもん。だから本当に衝撃的な内容だったわ。

でもレタッチの方法が割と細かく書かれていたので真似してみると結構いい感じになって癖になっちゃった(笑)。今ではレタッチなしでは人様にお見せできないと思うようにまでなってしまったわ。。。。とっても役に立ってる本。

図解ファッションフォト・ライティング コマーシャルフォトシリーズ、玄光社

Bookoffで買ったんだけど、古い本なのでお安く購入しました。

How Toというよりは、作例集として見てますけど、全般的に技巧的というか芸術的レベルが高い印象で、古い本だけど今のアタシにはまだちょっと早いかもっ、て内容でした。

ただ、もうちょっとしたら絵作りのヒントになるかも、と思って捨てずに持ってます。

デジタル一眼レフストロボテクニック工夫とワザ! (Gakken Camera Mook) ムック、馬場 信幸 (著)

もうかれこれ20年近く前の本なんだけど、出てわりとすぐ買った本で、買った当時はポートレートってよりも家族写真のために買ったようなものね。

実際は、あんまり実践する機会がなかったので、単に知識を得るために役立ったって感じかな。

ムックだけど、やたらと特定メーカーの用品とかシロートさんお断り的プロ用機材をつかって説明している本ではなく、一般ユーザー目線でのテクニックを解説しているところが実用的だし、好感が持てます。馬場さんの本はそういったコンセプトのものが多いわね。

内容的にはクリップオンストロボ1つでここまでできるっ的なことがメインなので、今となっては直接役には立ってないんだけど、限られた空間でうまく光を回すテクニックに関しては参考になるし、おうちフォトスタジオ計画につながるきっかけになった本ってところね。良本だと思いますよ。

所有しているけど、最近ほとんど見てない本

光の魔術師イルコのポートレート撮影スペシャルテクニック 玄光社MOOK
光の魔術師イルコのオフカメラ・ストロボライティング
イルコ・アレクサンダロフ(著)

Bookoffで安かったから勢いで買っちゃった本。

いずれも光の魔術師と呼ばれているらしいイルコ・アレクサンダロフさんの本です。その筋では有名人のようですね。You Tubeをあんまり見ないアラカンNaは知りませんでした。ごめんなさい。。

ストロボは光れば何でも良い、ていうような考え方のお人で、特定の人には実用的なコンセプトだとは思うんだけど、屋外ロケでの事例がほとんどで、おうちフォトスタジオのようなシチュエーションではあまり役に立たないかな。
どちらかというと、被写体をドラマチックに見せる光の回し方に重点が置かれてる感じがしたのも、ちょっと違うかなってところかな。

こんな感じなので持ってるけど積読(つんどく)の状態です。

番外

美しいポートレートを撮るためのポージングの教科書〈女性モデルの魅力を最大に引き出すポージングのルールとテクニック〉、薮田 織也 (著), 清水 麻里 (著)

これ、いい本だと思いますよ。でも実践するのは超難しい(ソモソモ劣化が激しくて実践できないところがチラホラあるし)ってことが自分でやってよくわかりました(笑)

モデルさんって凄いんだなって今頃わかりました。

こういうの見ちゃうと、これまでの写真(のモデル=Na)がいかにダメダメなのかがわかって落ち込みます(泣)
「なんかこの写真、光はちゃんと回っててピントもいいんだけどイマイチなんだよね」って写真がなぜイマイチだと思ったのか理由が良くわかりました(苦笑)。

体型とかいろいろ劣化し始めているモデルさん向け(アラカンNaのことです)の別バージョンがあったらほしいと思いました。

カメラは、撮る人を写しているんだ。 ワタナベアニ (著)

Sony Reader用の電子書籍(マイナーね)でポイントの期限とかいろいろあったのでたまたま買った本よ。

How To本ではなく、読み物なんだけどとっても面白かったわ。

架空人物2名(+1名)の対話形式の、フィクションのようなものなんだけど、いろいろ考えさせられた内容の本でした。
写真を撮る時の被写体への向き合い方がちょっと変わったように思いました。

今は自撮りがメインなので自分との対面対話が増えた感じですね。はたから見たら鏡の前でずっと何してんの?って感じかもしれないけど、そういう時間が増えました。

でもそういう、ジブンを見つめるという行為から、いろいろ考えたり気づいたり思いついたりすることがあったりして、そういうのっていいなってジブンで思いました。おすすめです。

手放した本

ストロボテクニック完全マスター 最新版 豊富な作例と図解で「わかる!」「身につく!」 GAKKEN CAMERA MOOK、学研プラス

Bookoffで安かったから買っちゃった本。馬場さんの本のような内容で新しい内容になってるのかな、と思ったら、特定メーカーの機材説明書のような内容でした。

ストロボの使い方もほとんどオートでの調光だったしで、あまり役に立ちそうになかったので深読みせず手放しました。

ポートレート・ライティングのアイデア帳 図解プロの撮影セッティングがよくわかる 玄光社MOOK

これもBookoffで安かったから買っちゃった本。

ライティングの解説本という意味では、まあそうなんだけど、解説に使っている事例が一般的なシチュエーションではないような感じがしたのよね。

あぁ、そういう(ハウス)スタジオとかロケ地だとそういうようなこともできるかもねぇー、って感じの事例がほとんどで、あくまで作例の解説本で応用が難しいかなって思ったの。
作成の解説本という意味では「図解ファッションフォト・ライティング コマーシャルフォトシリーズ」と同種の本ともいえるんだけど、比べちゃうのは申し訳ないんだけど、おしゃれ度合いが全然違いすぎて、あんまり今後の目標のための参考例に、ってほどではないかも(ナマイキでごめなさいねー)ってことで手放しました。

もっと女の子を撮ろう! こだわりポートレート アイデアの引き出し、玄光社

うーーーーーん、この手の本は評価が難しいわね。かなり個人差が出ちゃうと思うのよね。

タイトル的にみて男性フォトグラファー向けなんだなと思ったんだけど、ポートレートの本ってことで買ってみたんだけど、こういうのって参考にする人っているのかしら。。。

ポートレート撮影って、言ってみればフォトグラファー(撮影者)の理想というか妄想の具体映像化だと思ってるので、自撮りしているアタシにとっては「ま、そういうのもあるかもねっ」ていう感じでパラパラ見だけですぐ手放しちゃった。なんで買ったんだろって思っちゃった本。

まとめ

こうやって並べてみると、結構買ってたのねってジブンであきれちゃったわ。しかも似た内容の本ばっかりになっちゃったし。

アラカン自撮りのライティングのお勉強ということで、今でもよく見てるのは、

の2冊かな。

たまにディフューザー(モディファイァー)の種類とかその効果を知りたいときとかに、

の2冊で調べるって感じかな。

お勉強の参考書選びのお役に立てれば光栄ですわ、うふふっ。

なつき。

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