マンフロットのオートポールについては、”おうちフォトスタジオについて“でも書いたんだけど、
あなた(オートポール)がいなかったら、今のアタシはないわっ。
って言うぐらい重要な機器なので、もうちょっと使い方(というか使い道)について、丁寧めにまとめてみました。
実はポーズ研究の一環で、成り行きでオートポールと記念撮影したからってのもあるんだけどね。。。
オートポールとは ? (おさらい)
オートポールは、簡単に言うとマンフロットが製造販売している、ワンタッチで長さ調整可能で設置できる突っ張り棒のこと。
一般的な突っ張り棒も、棒の長さを伸ばしてテンションをかける(突っ張る)ことによって棒を固定するんだけど、固定するときにレバーの動作だけで(自動で)適切なテンションをかけて固定できるところがオートポールならでは。
ほらぁ、突っ張り棒ってさぁ、一回設置しちゃうとそれ以降動かしたくないって思っちゃわない?
でもオートポールだと、レバー操作で設置したり撤収したりが簡単にできるので、一時的に設置したりする用途にも使えるのよ。
一般的な突っ張り棒は垂直、水平の両方に使える場合が多いんだけど、Naの場合、オートポールは垂直にして使う場合がほとんどかな。
マンフロットの説明だと水平方向の支持にも使えるって書いてたので、水平にも使えるらしいんだけど、アタシは使ったことないなぁ。買ったオートポールの最小長さが2.1mってのもあって、つけたいなと思う場所には(狭くて)つかないのよね。横方向も使うって場合は可動範囲を考えて選ぶ必要があるわね。
オートポールの用途
一般的には、2本1組でスタジオの背景ペーパーの支柱にすることが多いみたいね。
あと、多くのyou tuberさんたちはライトとかカメラの設置に使ったりとかしているみたいね。
Naの場合は、おうちフォトスタジオで、ほぼ三脚とかライトスタンドの代替として使ってます。
なので、ライトを大きく動かしたりする場合は、オートポールごと動かしたりしてます。
三脚だと脚部の広がりがあって、意外と設置面積が必要なので狭い空間で使うには設置が場所が限定されちゃうのよね。その点、オートポールだと心配ご無用なの。
ライティングの関係でオートポールが構図内に入っちゃう、なんて場合が出てくると、さらにブームアームとかつけたりする必要は出てくるかもしれないけど、それでもライトスタンドでブームアームを付けるのに比べるとスペース的な事とか安定性からしてもオートポールを使うことには変わりはないので、用途はほぼ無限ね。
あと、ちょっとイレギュラーな使い方としては、窓際からお星さま撮影するときに使ってたりしてます。
窓際ギリギリからカメラを使うときに、三脚って脚を開くので、どーしても窓からちょっと奥まっちゃうのよね。
でも、オートポールだと本当に窓際ギリギリにカメラを設置(アームを使えば窓から出せたり(^^)v)できるので
ばっちり使えます。
今のところは、こんな感じで使ってます。
オートポールの使い方
たぶん、いろんなところで説明されているので、改めてここで書く必要もないぐらいだと思うけど、念のため書いておくわね。
レバーをここまで戻す(開く?)と、伸縮可動部分がフリーになります。
設置したい場所で、可動部分を手で伸ばして上下端が各々床と天井にくっつく状態にして、
レバーをここまで倒すと、可動域がロックされます。
さらにレバーを「カッチン」というところまで倒すと、可動部分がちょっと伸びて程良いテンションがかかってポールが固定されます。
これだけの操作でオートポールの設置は完了!!
神経質なヒト(Na)の場合、ちゃんと垂直に設置できているか気になると思うんだけど、そんなときは水準器を使って微調整しながらレバーを「カッチン」と倒します。
マンフロット純正の水準器を買ってみたんだけど、ポールの動きに対して水準器の気泡の動き幅が小さいので、はっきり言って見にくいです。
なので、Naはフツーの水準器を円周方向90度ずつずらして使ってます。
オートポールの使用時の注意点
“おうちフォトスタジオについて“で唯一の不満点として書いたんだけど、両端のゴム脚部分の色移りには注意が必要ね。
実は、買う前から色移りすることは情報として知っていたんだけど、「どうせ長期間だと問題になる話で、大したことないでしょ」って思ってたのよね。(数か月前のアタシに忠告してやりたいわ。。。)
今は反省してます。。。
もともと両端部分には、プロテクションキャップというものがついてることもあって、買ってそのままの状態(プロテクションキャップは買った状態でついてます)で使ったんだけど、1週間程度使っただけで、盛大に色移りしてました。。。
プロテクションキャップの素材は、正確なところよくわからないんだけど、メーカーのページではゴム製ってことになってるの。たぶんゴムだと浸透性があるので、オートポール両端のゴムからの油にはブロックする能力は無いと思うのよね。
だからといって放置はできないので、クリアファイルを切って挟んでつかうことにしたのは”おうちフォトスタジオについて“で書いた通り。クリアファイルの材質はPP(ポリプロピレン)なので、基本的には流体系は通さないはずなの。
今のところ期待通り色移りはブロックできてるわ。
ただオートポール設置時にはある程度テンションがかかるので、ちょっとした「くぼみ」はクリアファイルがあっても付くんだけど、それは仕方ないかな。天井に使われているボードにある程度の弾性があればいずれくぼみは無くなると思うわ。
オートポール関連の機材
スーパークランプ035C
オートポールへフラッシュとかカメラを取り付けるのには同じマンフロット製のスーパークランプ035Cを使ってます。
なんだかんだで3つも持ってるの。。。
マンフロットのスーパークランプには035と035Cというのがあって、その違いは取付けレバーがラチェット式になってる(035C)か、そうでないか(035)の違いだけで機能的にはおんなじよ。
見た目の違いは、ラチェット式になっている035Cのほうがハンドルがちょっと長くなってるってとこぐらいかな。
類似品でトキスターというメーカーからもちょっと安価で出てるんだけど、マンフロットでも公式アウトレットで購入すると、トキスターと同等かタイミング的にはそれ以下で購入できることがあるので、Naの場合はトキスターを購入する必要はなかったわ。
スピゴット、アーム
実際の機材取付けには、さらに、スーパークランプ035Cにつけるスピゴットとかアームが必要なの。
これがまたちょっと、え?、というような値段のものもあるんだけど、探せばリーズナブルなものは数多くあるので、そういったモノたちをいろいろ買い集めて使ってるのよ。
スピゴットは一般的にライトスタンドとかに使われている両端が円形のものも使えるけど、スーパークランプにつけるときは、スーパークランプ側に六角形の穴があるので、スピゴットも六角形になってるのが取り付けたときに回転したりしないので便利よ。
マンフロット純正品はとってもお高いので、Naはamazonで見つけた長短などいろいろ7本セット(2000円ぐらい)を使ってます。
アームも純正品はちょっとお高いので、Naはトキスターのアームを使ってます。純正のアームに比べるとほぼ半額以下(\2000ぐらい)。なので2本も買っちゃいました。
いろいろ探してみたらAliexpressでもSelensってメーカーが出しててそれは1400円。迷ったけどポチッとしてしまいました。
つくりはトキスターよりちょっと雑な感じはするけど、使うのに支障があるほどの雑さではないのでよかったわ。
アームを使う利点は、オートポールからちょっと離してフラッシュライトを設置できることと、ライトを取り付けるスピゴットをポールと同じ向き(垂直方向)に取り付けられることね。
スーパークランプに直接スピゴットを付けると、どうしてもスピゴットのねじが水平方向になっちゃうのよ。90度曲がってるスピゴットがあればいいんだけど、探しても(今のところ)見つけられなかったの。
でも、アームを使うとスピゴットを垂直に向けてつけられるので問題は解決するってわけ。
アームを使うまでは、水平方向のままフラッシュを取り付けてたりしたんだけど、フラッシュの向き調整の可動域が意外と制限されたのよね。
あと、モノブロックみたいなちょっと重量のあるものを付けると、スピゴットのねじだけですべてを支えてるってことになるので、ちょっと不安な感じもしたりして。
なので、オートポールの有効活用には、スーパークランプとアームは必須アイテムって思ってるわ。
まとめ
やっぱりマンフロットのオートポールは名品ですねっ。
Naはほぼ三脚とかライトスタンドの代わりのように使ってるんだけど、今のところ本当に便利に使ってます。
なにより一旦レバー1つで「カッチン」と設置してしまえば、多少の重量物(といっても小型のモノブロックライトぐらいのものよ)を付けても(サンドバックとか使わなくても)安定した取付けが可能なのが魅力。
設置時のゴム脚の色移りに注意して設置すれば快適に使えますよん。
せっかくなのでこんな溺愛のオートポールさまと記念写真を撮りました。
。。。なんかヘンよね?
そう。実はブラウスがサイズアウト(和製英語)だったりして。。
ボタンまだ留めてません風(またかよ。。)で撮ったりしたけど、今回はそれも苦しいので開き直って「だから何?」って感じにしてみました。
お粗末様でした。
オートポールさまごめんなさい。ちゃんとした写真はギャラリーに載せました。興味ある方はご覧いただければと思います。
なつき。
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